観客と一緒に作るオーディション
ABE cinemaでは、映画づくりのプロセスに未来の観客を積極的に巻き込む新しい試みに挑戦しています。
その一環として、主演を決定する最終段階で「観客と一緒に作るオーディション」を実施します。
1. ちょっと変わった最終選考
一次審査を経て、数名の候補者が最終選考に進みます。
ここから先は、通常のオーディションとは少し異なります。
候補者の魅力をより多くの人に知ってもらい、観客の声を取り入れながら主演を決めていくのが、この最終審査の特徴です。
2. 公開オーディション映像の制作
候補者には同じ台本で違う役柄を数回演じてもらい、その様子を撮影します。
収録後は編集を行い、配役が異なる複数パターンの映像として仕上げます。
3. 公開とフィードバック
完成した映像はABE cinemaの公式アカウントで公開。
視聴者は映像を見て、コメントやリアクションを投稿できます。
同じシーンを異なる俳優が演じることで、役の解釈や表現の違いを観客にも楽しんでいただけます。
その再生回数やコメントの内容を、最終的な主演決定の参考にします。
4. なぜ観客と一緒に?
映画業界は長年、不透明な部分が多いと言われてきました。
「どのように企画が通るのか」「制作費がどこに使われているのか」「配給や宣伝の判断はどう下されているのか」――
こうした情報は一般の方には届きにくく、真面目に活動するクリエイターの姿も伝わりづらいのが現状です。
ABE cinemaは、この構造を変えたいと考えています。
作品づくりのプロセスをオープンにし、未来の観客と一緒に決める。
これにより、関わるすべての人が観客と作品そのものに集中できる環境を目指します。
5. 私たちの願い
私たちは、「資本家や権力者のための商品」ではなく、観客のための作品を作りたいと考えています。
努力した人が正しく評価され、報われる業界に――。
そのための第一歩が、この「観客と一緒に作るオーディション」です。
このプロジェクトは、観客もクリエイターも同じチームの一員として映画を作り上げる、新しい試みです。
ぜひ、未来の主演俳優を一緒に選んでください。
次のオーディション情報は・・・現在のところ未定です。